極真空手 格闘マシーン黒澤浩樹死去 54歳

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聖心館空手道館長の黒澤浩樹さんが今月3/25に急性心不全のため亡くなっていたことが分かりました。

54歳という若さでの早すぎる死。黒澤弘美さんが聖心館の公式フェイスブックで公表しました。

黒澤さんは昨年膝の手術を行い、復帰に向けリハビリ中だったそうです。

弘美さんは「快復に向けて日々心血を注ぐ黒澤浩樹の姿を見ておりましただけに残念で仕方ありません」とつづり、「本来であれば早くお知らせをしなくてはならないとは承知しておりましたが、黒澤浩樹の性格を察し、密葬を内々で行い荼毘に伏しました。現在は遺骨を道場に安置し弟子達の稽古を見守っています」としています。

今後、お別れの会なども検討しているそうです。


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黒澤浩樹プロフィール



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本名 黒澤 浩樹
通称 ニホンオオカミ 格闘マシーン
国籍 日本
誕生日 1962年9月6日
出身地 東京都
死没日 2017年3月25日(満54歳没)
身長 174cm
体重 88kg
スタイル 極真空手



黒澤さんは中学時代、極真会館総本部に入門。

山田雅稔さんが管轄する東京都下城西支部へ移籍したころから首都圏交流試合を皮切りに全日本、全世界選手権で活躍し始めました。


黒澤 浩樹デビュー戦



1984年の全日本選手権では初出場初優勝の快挙を成し遂げました。

1997年には格闘技イベント「PRIDE」にも参戦。

2000年にはKー1にも出場するなど、異種格闘技戦でも活躍しました。

1997年に極真から独立し黒澤道場を設立。

2011年に独自の空手道を追求するため聖心館と改称し、後進を指導していました。



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ミスター極真 黒澤浩樹



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黒澤浩樹さんは、極真空手をやっているものなら誰もが憧れの存在だったのではないでしょうか。フルコンタクト空手というジャンルを最高点まで引き上げたメンバーの1人です。

まさに極真魂を体現する方でした。

現役時代を知ってますが一番惹かれた空手家かもしれません。

ローキックと言えば黒澤浩樹!

「無理はするけど無茶はしない」というこの人の言葉は多くの空手家の胸に刻んまれている言葉のひとつでしょう。

ただ、この人の「無理」は常人から見れば「無茶」の領域だったことも確か。

黒澤浩樹さんをはじめ、当時の極真の上位陣はオリンピックレベルのアスリートと遜色ない練習を行っていました。

そして企業スポンサーもつかない中で凄まじいパフォーマンスを見せていたように思います。

「お金がからまないから純粋に空手を愛することができる」そういう武道精神がその当時の極真会館の根幹にありました。

当時極真カラテブームは相当なもので、他流派で空手をやっていた方でも「極真」は特別な存在だったはずです。

その特別な存在「極真」の中でも、松井章圭さん、増田章さんとあわせて「3強」と呼ばれた黒澤浩樹さんに憧れていた空手家は多くいたはずです。


極真空手第17回全日本大会決勝戦 松井章圭vs黒澤浩樹




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黒澤浩樹 不運の空手人生



ただ、現役時代から不運な選手だったという印象を持つ人たちもおおいのではないでしょうか。

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無名の選手に開始数秒の飛び膝蹴りでKOされた試合が鮮烈に印象に残っています。

手の指が折れ、皮膚から骨が裂け出ていても、試合を続行していたなどのエピソードを多くもつ伝説の空手家です。まさに孤高の狼、黒澤浩樹さん。

総合やK1に出場していた頃はすでに全盛期を過ぎ、しかもルールの違いやケガなどいろいろ大変だったと思います。

それでも腐らず、努力を続けていたことに心から感服します。

PRIDEでは、かなりの体格差がある相手に、怪我しながらも真正面から向かっていた姿に感動しました。男が惚れるタイプの男だったと思います。

命を削ってでも強くなりたい。格闘家とはそういうもの。

それを実行し続けたのが黒澤浩樹さんという男だったと感じています。


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一つの時代、終わりをつげる



スポーツを含めて、激しいトレーニングをするアスリート。

そのアスリートは心的にも過大なストレスを感じているはずです。

努力をした結果が、短命につながるようでやりきれないという思いもあります。

死因は急性心不全。「選手時代はやっぱり無茶やってたよ」と70歳、80歳になってから笑い話で語っていただきたかったです。

54歳というあまりに短い人生でしたが、普通の人の何倍も濃い人生を生きられたこととと思います。

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天命を全うされ最後まで格闘家としてこの世を去った黒澤浩樹さん。

心よりご冥福をお祈りします。